虫歯にならないために
こんにちは。歯科助手・管理栄養士の長谷川です。
突然ですが、問題です!
5粒のチョコレートを1回でいっきに食べる食べ方と、
本を読むなどしながらだらだらと1時間かけて食べる食べ方とでは
どちらが虫歯になりやすいと思いますか?
正解は、1時間かけて5粒食べた方です。
お口の中は、普段は中性(PH7ぐらい)に保たれていますが、甘いものが入ると数分で酸性に傾き、
PH5.5になると歯が「脱灰」(歯のエナメル質が壊れ、溶けること)が始まりますが、
唾液のパワーで30分もすると中性に戻り、「再石灰化」(脱灰が起きた部分を修復する働き)を促します。
しかし、だらだらと1時間もかけて甘いものなど食べていると、元に戻る機会がなくなり、
ずーっと酸性状態となってしまいます。そのため、だらだら食べる食べ方の方が虫歯になりやすいのです。
また、ジュースや缶コーヒー(無糖以外)、スポーツドリンクなど、砂糖の入った飲み物を
頻回口にしたりすることも要注意です。
このように、虫歯は食べものなどがお口に入っている時間や回数などが関係します。
この条件が揃うと虫歯になります。
そこで、虫歯になりにくいポイントをいくつかご紹介します
① だらだら食べをしない ※ジュース類もだらだら飲まない
② 間食は時間を決めて食べる(1日1回程度)
③ よく噛んで唾液の分泌を促す
④ 食後にしっかり歯を磨いて「糖質」「虫歯菌」を洗い流す
⑤ 歯科医院での専門的なプラークや歯石除去をしてもらう
⑥ キシリトール、リカルデントなどを摂取する(再石灰化を強化する)
その他、疑問やご質問があればお気軽にお声かけください♬