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オーラルフレイルをご存知ですか?

2025.07.22

こんにちは。歯科助手・管理栄養士の長谷川です。

オーラルフレイルとは、

オーラルは口、フレイルは虚弱。

かたい物が食べづらくなったり、滑舌が悪くなったり、加齢に伴うお口の衰えが、
栄養不足や気持ちの落ち込みなどを引き起こす現象や、その過程のことを言います。

お口の健康は、体と心の健康にまでつながっているのです。

食事でよく食べこぼすようになった、固いものが噛めなくなり、むせることも増えた。
さらに滑舌も悪くなったようだ・・。

ささいな口のトラブルですが、こうした状態が続くようであれば、

それは歯や口の働きの軽微な衰え、つまり“オーラルフレイル”の可能性があります。

健やかで自立した暮らしを長く保つためには、この段階で早く気づき、

予防や改善に努力することが重要であるということがわかってきました。

歯や口にはそれぞれ本来持っている多くの「働き」がありますが、

それは専門的には「口腔機能」(こうくうきのう)と呼ばれています。

それは大きく分けると、「食べること」(噛む、すりつぶす、飲み込む、味わう)と、

「話すこと」(発音、会話、歌う)ですが、

「感情表現」(笑う、怒る)や「呼吸」なども含みます。

オーラルフレイルはこのような口腔機能のささいな衰えから始まり、

心身の機能低下(フレイル)にまでつながってしまうと考えられています。

例えば、食べにくいものを避けて柔らかいものを好んで食べていると、

噛むために必要な筋肉が衰えて咀嚼機能がさらに低下し、悪循環に陥ります。

加齢とともにこれらの口腔機能が衰えると、栄養状態から筋力の低下を招くこともあり、

外出が減るなどの結果、介護が必要になる場合もあります。

健康的な毎日を過ごすためにも、オーラルフレイルを予防することが大切です。

オーラルフレイルの症状には、

  • ・固いものが噛めない
  • ・食べこぼすことが多くなる
  • ・よくむせる
  • ・活舌が悪い
  • ・口の中が乾燥する

などの症状がみられることがあります。
これらの症状がないか、現在の口の中の状態をセルフチェックしてみましょう。

オーラルフレイル対策のために

1.かかりつけ歯科医をもちましょう!

2.口の“ささいな衰え”に気をつけましょう!

3.バランスのとれた食事をとりましょう!

また、オーラルフレイルを予防するためのお口の体操もあります。

意識して大きく口を動かすことが予防につながります。

オーラルフレイルは病気ではありませんが、

予防するには定期的に口の中をチェックすることが大切です。

かかりつけの歯科医院で、定期的に検診を受けましょう。

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