唾液のはたらき
こんにちは、衛生士の大内です。
唾液には口や体の健康に関わる、様々な働きがあり主に、耳下腺、顎下腺、舌下腺という3つの大きな唾液腺から、1日に1000~1500mlほど分泌されます。
食べ物の消化を助け、味を感じやすくしたり、口の中の汚れを洗い流す、酸を中和して口の中を中性に保つ、細菌の繁殖を抑える、再石灰化によって、むし歯を防ぐといった、口の中を清潔で健康に保つ働きがあります。
唾液の分泌は、夜寝ているときに少なくなり、そのため夜間に口の中で細菌が繁殖しやすくなります。就寝前にはしっかりとケアを心がけることが大切です。
唾液の分泌量は、ストレスや疲れ、加齢、薬の副作用などで減少することもあります。口の渇きやネバつきを感じることが多い場合には、食事の際にはよくかむようにするのも、ひとつの方法です。
さらに、唾液腺のある場所を軽くマッサージしたり、舌を意識的に動かしたりすることも、唾液の分泌を促すのに有効です。
舌のマッサージや運動の仕方は衛生士にお訪ねください。