口臭予防
こんにちは衛生士の寺本です。
皆さま鏡で舌をチェックしていますか?
白く濁った汚れが付着していないでしょうか?
今回は『舌苔』について少し記載させていただきたいと思います。
「舌苔」とは
舌の表面に付着している汚れで、その実体は舌の表面や舌乳頭(舌の表面に多数ある小突起)の間に付着した細菌や、口の中からはがれ落ちた粘膜細胞、食べかすなどのかたまりです。
舌苔は、歯垢と同様に細菌の温床であり、舌苔の中の病原菌が気管から肺に入ると、誤嚥性(ごえんせい)肺炎の原因となったり、厚く堆積した舌苔は味を感じる味蕾(みらい)を覆うため、健全な味覚を障害する可能性が指摘されるなど、さまざまな口腔内トラブルの発生原因となっています。
口臭を抑えるためにも、舌をキレイにして舌苔を取り除いてあげましょう。そのケア方法をご紹介します。
☆適度な舌磨き☆
専用の舌ブラシを使い、舌苔を落とします。ポイントは優しく丁寧に行うこと。
まずは鏡を見ながら舌を突き出し、舌苔の範囲を確認しましょう。
そして水に浸した舌ブラシを舌苔の一番奥に当て、軽い力で手前に引いてください。この時強い力をかけると舌を傷つけてしまうため、あくまで優しく行いましょう。一度引くごとに舌ブラシを水で洗います。
これをブラシに汚れがつかなくなるまで繰り返しましょう。キレイに舌苔を落とせるはずです。ただし、磨きすぎには注意してください。1日に1回、起床時のみで充分です。
是非皆様、お試しください☆